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海の回廊~瀬戸内海 旅の歌~

瀬戸内海。湖でも海でもなく。陸の中に海を抱える独特のロケーション。
外国では地中海(The Mediterranean sea)がこれにあたるが、
海を抱える陸地は同一国ではない。
内海が中庸という思想を日本に根付かせた。琵琶法師。竹久夢二。

万葉集も奈良を離れるとあまりおもしろくない。今のところ(笑)。
でもこれはいいな。
・巻きの三の255
天離る夷の長道ゆ恋来れば明石の門より大和島見ゆ。(柿本人麻呂)
あまざかる ひなのながぢゆ?「ゆ」てなに?

大和→生駒・葛城 島→加古川

明石は好きな地名。


前回の「奈良の都」、前々回の「飛鳥・山辺の道」「生駒・葛城・吉野」は
時間がたちすぎてメモの解読不能(笑)、すごく早いのだもの。
ミミズ文字で読めませんよ。こういうとき、英語が使える人は
英語で理解して英文で書くと早いのだろうか。

と。「飛鳥~」のときの。これ。記憶にない。寝てたかな。
・巻きの七の1380
明日香川 瀬瀬に玉藻は生ひたれど しがらみあれば靡き(なびき)あはなくに。

すごい。さいご字余りなのが気になるけど。やばい(笑)
あはなくに→逢えない と解説がついてる。
なら「しがらみあれば靡き逢えない」でいいのに、と思う。
# by climatnara | 2009-11-13 23:00

奈良・山城・近江路~都の跡を辿る旅~

あとで書く。
# by climatnara | 2009-10-09 21:22

生駒・葛城・吉野~うるわしの山々へ~

巻の十一の2453
・春楊葛城山にたつ雲の立ちても坐ても妹をしそ思ふ
はるやなぎ かづらぎやまに たつくもの たちてもいても いもをしそおもふ

巻の十五の3589
・夕さればひぐらし来鳴く生駒山超えてそ吾が来る妹が目を欲り(秦 間満)
                                       はたのままろ

妻に会いたくて難波から生駒山を越えて帰って来た。節刀。書類に不備があったのか、
難波に何日も留め置かれ、それを辛抱しきれずに抜けだして都へ戻ってしまった。
生駒山は難波と都の間にある。眼下には大和平野が広がってみえる。


葛城と生駒山の途中にあるのが二上山。葛城連邦の北端。
巻の二の165
・うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山を弟世とわが見む
大津の皇子の屍を葛城の二上山に移し葬りし時に、大来皇女の哀しび痛みて作りませる御歌。

巻の一の54
巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ思はな巨勢の春野を
                        しのはな

巨勢山は椿の名所。カメリアジャポニカ(学名)=カルメン。
椿はかたくて艶やかであることから男性の美しさをうたう言葉。
つば=つら


巻の一の4
・たまきはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその草深野
(霊)極まる (うち=命)→果てしない 宇智の大野→吉野

天皇誕生日→天長節
皇后誕生日→地久節

天地
長久 (天長地久)天地が永遠に変わらないように、物事がいつまでも続くこと。
# by climatnara | 2009-09-12 19:25

続)正倉院展

中倉におさめられている「黄熟香」(おうじゅくこう)は、正倉院最高級の香木として有名。
雅名を 「蘭奢待(らんじゃたい)」 と呼び、なかに 「東大寺」 の文字が隠されている。
足利義政と織田信長が香木の一部を切り取った跡が残っているらしいので 「正倉院展」 で見られるかも。
続)正倉院展_e0181327_21575283.jpg

# by climatnara | 2009-08-04 22:01

正倉院展

正倉院展_e0181327_237489.jpg奈良国立博物館で10月24日~11月12日まで。
初出展の12件を含む66件を展示。
光明皇后直筆の書「楽毅(がっき)論」など、
正倉院を代表する名品が多く展示される。 
「楽毅論」 は、書聖と呼ばれた中国の書家、
王羲之(おうぎし)の書の模本を基に、
光明皇后が44歳の時に直接筆を執った書。
巻末に 「藤三娘」 の自署があることでも知られる。
出展は14年ぶり。

「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」 →
全面に木画が施された四絃の琵琶。ばち受けには、
狩りや宴会の風景が鮮やかな彩色で描かれている。


興福寺南円堂の扉が開くのは10月17日のみ。
細切れで行くからいいよ。
正倉院はお宝を見るより院の中に入りたあい。

福岡に出張中の阿修羅たち。無事かしら...
# by climatnara | 2009-07-24 23:17